沖縄から鹿児島まで飛行機ではあっという間ですが、フェリーでは1日がかりの長旅となります。しかし、この航路が人気の理由がいくつかあります。「奄美諸島に寄りながら、鹿児島まで、もしくは沖縄まで旅をする」「引っ越しなど理由があって車を運ぶ」「歴史好きで薩摩や琉球が好きでゆっくり軌跡をめぐる」などなど。殆どの人が、行きか帰りかの片道をフェリー、片道を飛行機という選択肢になると思います。効率ばかりではなく、移動も旅の楽しみのひとつ。無理のない範囲で、桜島をフェリーで目指してみてはいかがでしょうか。
鹿児島行きフェリー乗り場
沖縄から鹿児島行きのフェリーは、那覇港から沖縄本島北部の本部港(美ら海水族館近く)を経由して鹿児島・鹿児島新港までは、丸一日(25時間)かかる便が、1日1便出ています。那覇港は、沖縄都市モノレール旭橋駅から徒歩10分ほどの距離。本部港は、伊江島行きのフェリー乗り場と間違えないようにしましょう。
沖縄と鹿児島を結ぶ航路は鹿児島航路というものになり、鹿児島新港を利用することになります。鹿児島駅・鹿児島中央駅から大人160円のポートライナーバスが便利。時間は経路によって異なりますが、10〜20分程度です。
(奄美・沖縄フェリーターミナルの県営駐車場がありますが、けっこう高いです。県のHP参考)
鹿児島から出発するフェリーは、その他様々の地域にありますので、お間違えないように注意しましょう。
注意事項
・朝が早いため、時間には十分余裕を持って港に着くようにしましょう。
・長時間フェリーに乗るため、酔い止めは必ず持参しましょう。
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鹿児島行きフェリーの時刻表
鹿児島行きのフェリーは、1日1便で那覇港から本部港(美ら海水族館近く)を経由して鹿児島・新港に着きます。鹿児島航路は、那覇港→本部港→与論島→沖永良部島→徳之島→奄美大島→鹿児島 と、沖縄と鹿児島の間の奄美諸島を結んでいきます。
那覇港からは約25時間、本部港からは約23時間の長旅となります。酔い止めは不可欠です。マリックスライン、マルエーフェリーの2社が交互に毎日就航。海況によっては運休にもなるので、事前にご確認ください。
▼沖縄 → 鹿児島
那覇港 | 本部港 | 鹿児島新港 |
---|---|---|
7:00(発) | 9:00(着) ↓ 9:20(発) |
翌8:30(着) |
▼鹿児島 → 沖縄
鹿児島新港 | 本部港 | 那覇港 |
---|---|---|
18:00 発 | 翌16:40(着) ↓ 17:10(発) |
19:00(着) |
鹿児島行きフェリーの料金表
沖縄から鹿児島までのフェリーの運賃は、那覇港と本部港(美ら海水族館近く)のどちらを利用するか、またどの等級の船室を選択するかによって料金が異なります。
2等でもマット・毛布付きの雑魚寝スペースがそれぞれあるので寝ることは可能ですが、鹿児島航路はフェリーで一夜を過ごすので、気にせず眠りたい方は寝台を取ることをお勧めします。
※寝台A・寝台B利用の場合、2等運賃+寝台料金A(or 寝台料金B)が必要
▼那覇港~鹿児島新港のフェリー運賃(片道・割引前)
(特等) 37,200 円
(1等) 29,760 円
(2等) 14,880 円
(学生割引)11,910 円
(寝台A) +6,280 円
(寝台B) +2,080 円
▼ 本部港~鹿児島新港のフェリー運賃(片道・割引前)
(特等) 34,830 円
(1等) 27,860 円
(2等) 13,930 円
(学生割引)11,150 円
(寝台A) +6,280 円
(寝台B) +2,080 円
▼燃料油価格変動調整金(2024/5確認 ※変動します)
乗船当日に有効な燃料油価格変動調整金が旅客運賃とは別に必要になります。
(片道)1,680 円(小人:840円)
(乗用車)8,400円